春の嵐が近づいてきました。
今日来られたのは４０代の男性Nさん。腰がおかしいと久しぶりにご来店でした。
「この辺の腰が痛くて」
とNさんが指で押さえたのは、ちょうどベルトをする高さで、背中の真ん中のあたりです。
どこからどこまでが腰か？という大切なテーマもあるのですが、Nさんは確かに腰痛のようですね。
なのでその辺りの骨（腰椎といいます）をそっとさわりますが特に問題がないようです。骨の横のあたりの筋肉を触っても、「別になにも感じないです」とNさん。
痛いのにそこを触っても何にも痛くない、
これは難しい人がいらっしゃった、と思いましたが何となく引っかかるものを感じて背骨のもう少し上、ちょうど腰椎と胸椎の境目あたりの骨を触ると他の部分とは違う硬さを感じました。それとさらに上の、胸椎と頚椎の境目あたりの骨にも同じような硬さがありました。
Nさんも「違和感を感じます。」
（だいたいこのあたりです。別の方の写真ですが参考までに。）
椅子に座って両方の場所にそっと手を当てて数十秒ずつ。
これで違和感はすっかり収まりました。
Nさんも「おかしいのは腰だと思っていましたが、そこが原因だったんですね」
ここまで１５分程度、意外とすんなりと解決しました。
春は体のあちこちがゆるむ季節ですが、ゆるみきらずにいる部分が残っていると急に痛み出すときでもあります。そんな時は無理せずお早めにいらしてくださいね。
我が家のお雛様。お殿様が向かって右なのが本来だと教えていただきました。
